人形という世界



こうしてきみと同じ時間を過ごしていても

時が過ぎていくうちに
ぼくはいつか捨てられる
それが怖い、それが憎い


この家でこの部屋でこうしてきみの横で

「人形」として生きれる時間は
人の一生よりもはるかに少ない
それは怠慢、それは傲慢

ぼくのいるべき場所は?
ぼくが生きていられる時間は?
最後に辿りつくべき場所は・・・?

END