沈黙



ひとり残された教室の隅で
今日一日の様子が映し出される

楽しそうに会話する群れの横で
黙りぬく僕の背中


ひとつも空きがない電車の中で
さまざまな人生が運ばれている

迷惑を知らない集団を見ても
黙りぬくオトナたち


そうやって毎日は過ぎていく
沈黙を守り続けて・・・