マケズギライ



負けたくないから強くなる 弱さを隠して強くなる
だけどそれは
―――結局のところ 弱いのさ

喧嘩売られても 罵倒されても 孤独でも
じっと耐える 泣かない ただ 相手を見返すだけ

どうだよ? 俺って強いだろ? 
何されても動じないんだぜ バカみたいに殴り返さないんだ 凄いだろ?

さて
本当のバカはどっちだろうな?

耐えるだけの強さが本当の強さか? いいだろう 百歩譲って強さって事にしとく
だがなそれを強さって事にして お前が守れた物はいくつあった?
無いだろ?あるのか? 自分を守れたってか?
守れてないだろ お前は表面上泣いてなくても

ココロノソコデナイテイル

で?
だったら本当の強さは何だってか? 
自分で考えろ それが強さだ―――って言いたいが これだけ聞いて考えてみろ ヒントだ

『守るのは自分と もう一つだ』

お前だって大切なものがあるだろ? 
好きな人でも 親友でも 何でもいいさ 絶対に一つはあるだろ?
泣いていたら お前みたいに『強がって』いたら 今日俺が教えた事をお前も教えてやれ

さて
『本当の強さってのは 結局何なんだろうな?』
一言 言ってやれよ
それが俺がお前に贈る マケズギライをなおす言葉さ