「サガー…」
ただひたすらに机へと向かい、書類を見つめては時々その手に持ったペンを走らせるその後ろ姿に訴える。

「……。」

俺はと言えば、その返事すらないサガの後ろに座り込んで長く碧いその髪を指に巻き付けてみたり、少し引っ張ってみたりといじっていた。
それでも見えるのは横顔ばかりで、こっちをチラとも見ようとしない。
みつあみでもしてやろうか、さすがに怒られるだろうか…。
サガの背中へとへばり付き、その髪の中へと潜り込む。

サガからは依然反応無し。
そんなに仕事が大事なのか?


俺よりも…?



「サガぁ…」
髪の波を抜けてその肩へと顎を乗せ、身体に腕を回す と、

「んぎゃぁぁ!!?」
突然に腕を引かれ、サガの膝の上へとご招待された。
見上げるとその瞳と目が合った。
「全く…、お前は本当に躾のなっていない猫だな」
盛大にため息をつかれる。
呼んでも返事すらろくにしない自分はどうなんだよ。

でも星々の砕ける様を見たくはないので口が裂けてもそんなことは言わない。
今はただ、髪を流れていく待ちわびていたその手を堪能。


「じゃぁ、兄さんが躾てくれよ」











後書きと言う名の言い訳。
きっとここからにゃーにゃーするんでせぅ。
まぁ載せられないけd・・
そのうちひっそりと続きを書いて・・るかもしれないし脳内で収拾つけてるかもしれません。
兄さんの放置プレイっぷりには困っちゃうんだzぅゎ何をするやめr