いつの日か


何もうつさない君の瞳
水晶のように
すきとおった君の瞳

何を見ているのか
それとも
何も見ていないのか
それとも
何も見えていないのか…

一つの光も宿さない
一つの風景もうつさない
けれど
君の瞳はいつも同じ方向を向き
そこから動かない

君の瞳にぼくがうつる日
そんな日 来ないかもしれない
だけど
来るかもしれない

だから
ぼくは君のそばにいるんだ…

E N D